当社製品に関する法令

建築基準法・住宅の品質確保の促進に関する法律に対応

建築基準法では、建築物の用途や規模、地域等により、軒裏に求められる防火性能が異なります。 また、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)では、建物の劣化を防ぐため、小屋裏の換気基準が定められています。当社では、これらの法令に準拠した認定製品を取り揃えています。

*防火認定には使用できる材料や納まりに制限が有ります。
認定の詳細につきましては当社各拠点までお問い合わせください。

軒裏の防火基準

  • 上記の表は軒裏の防火基準になります。外壁や屋根等の防火基準は異なりますのでご注意ください。
  • 各防火基準で使用できる製品につきましては各製品のページや当社各拠点までお問い合わせください。
  • 耐火構造で使用できる当社部材はございません。
  • 上記の内容は一般的な条項です。その他にも仕様に制限がある場合がございますので、政令、法、施行令、条例等に準じてください。

「火災の安全」の等級と対応品番

[火災の安全] 耐火等級 (延焼のおそれのある部分(開口部以外)) 等級 結果 対応製品
延焼のおそれのある部分の軒裏等(開口部以外)に係る火災による火熱を遮る時間の長さ
4 火熱を遮る時間が60分相当以上 BM3・※BM10Z・TM5N
3 火熱を遮る時間が45分相当以上 BM2・ABM2・ABM10・ABM10Z・BK45・ABK45・BM3・BM4N
2 火熱を遮る時間が20分相当以上 BM2・ABM2・BM10・ABM10・BM10Z・ABM10Z・BK45・ABK45・BM3・BM4・BM4N
1 その他

※軒ゼロ納まりに限る

「劣化の軽減」の等級と対応品番

[劣化の軽減] 劣化対策等級 (小屋裏) 等級 結果 対応製品
構造躯体等に使用する材料の交換等大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策の程度
3 通常想定される自然条件及び維持管理の条件のもと3世代(おおむね75〜90年)まで、大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策を講じられている BM2・ABM2・BM10・ABM10・BM10Z・ABM10Z・BK45・ABK45・HB・JB・BM3・BM4・BM4N・TM5N
2 通常想定される自然条件及び維持管理の条件のもと2世代(おおむね50〜60年)まで、大規模な改修工事を必要とするまでの期間を伸長するため必要な対策を講じられている
1 建築基準法に定める対策が講じられている

※新築住宅の住宅性能表示制度ガイドより引用

品確法の規定

品確法における「住宅性能表示制度」の「劣化軽減に関すること」において、小屋裏換気の基準が規定されており、「劣化対策等級2または3」に対応するためには、小屋裏換気措置が必須となります。なお、建築基準法には小屋裏換気に関する規定はありません。

小屋裏換気はなぜ必要なのか?

小屋裏換気を行わないと、熱気や湿気が小屋裏に溜まってしまい、結露やカビの発生原因になります。結果、構造体を腐らせ、建物の寿命を短くしてしまうため、規定が定められています。

結露発生のしくみ例図

結露発生の例として、冬場、暖房により温められた室内の熱気が小屋裏へ伝わります。反面、屋根からは外部の冷気が小屋裏に伝わるため、小屋裏内で寒暖差が発生し、結露の原因もととなります。

小屋裏換気を行う事で熱気や湿気を外部に排出し、結露やカビの発生しにくい家を造る事ができます。

POINT

小屋裏換気が必要とされるのは、天井断熱の住宅です。屋根断熱と呼ばれる住宅は小屋裏も室内と判断されるため、小屋裏換気の必要はありません。

小屋裏換気を行うメリット

1

性能的メリット

  • 小屋裏内の結露等を防止する事で構造劣化を防ぎ、家の寿命を伸長します。
  • 小屋裏の気温上昇を抑え、天井面からの輻射熱を低減し、冷房の効率が上がる事により省エネに繋がります。
2

費用的メリット

  • 国土交通省が定める「長期優良住宅の普及に関する法律」の劣化対策に小屋裏の換気が含まれており、各条件を満たした長期優良住宅の場合、住宅ローン金利の優遇や、各種税金の軽減といった、多くの恩恵を受けられます。

「住宅性能表示制度」とは

住宅性能表示制度とは、品確法に基づき、住宅の性能を評価するための基準や手続きを定めた制度です。住宅の性能を表示するための共通ルールは、国土交通大臣が日本住宅性能表示基準として定められています。また、住宅の性能評価の方法は、国土交通大臣が評価方法基準として定めています。

性能表示の事項と
防火通気見切縁の対応項目

性能表示事項は35(新築住宅については33項目)あり、「構造の安定項目」や「火災時の安全」、「空気環境」など10 の分野に区分されます。防火通気見切縁を基準に則って使用すると、住宅性能表示制度上の項目、「火災時の安全(延焼のおそれのある部分〔開口部以外〕) 」と「劣化の軽減(小屋裏) 」に対応させることができます。

POINT

  • 防火通気見切縁は、製品と軒天との組み合わせによって、耐火等級 1~4 に適合しています。
  • 防火通気見切縁を使用することで、小屋裏の劣化対策等級3 に適合しています。

小屋裏換気の方法

建物の劣化軽減方法として、躯体の断熱性能および耐久性を損なうおそれのある結露の発生を防止するために、各部位で換気が必要です。住宅金融支援機構の規定には、小屋裏換気孔の取り付け方として下図のような基準があり、防火通気見切縁を軒裏部分での全周換気として使用すると、換気孔の天井面積に対する割合が1/250以上とする換気基準を満たすことが容易です。

妻壁吸排気

換気孔の天井面積に対する割合
吸排気両用 1/300以上

軒裏吸排気

換気孔の天井面積に対する割合
吸排気両用 1/250以上

軒裏吸気・妻壁排気
(垂直距離90cm以上)

換気孔の天井面積に対する割合
吸気孔 1/900以上
排気孔 1/900以上

軒裏吸気・排気筒

換気孔の天井面積に対する割合
吸気孔 1/900以上
排気孔 1/1600以上

軒裏吸気・棟排気

換気孔の天井面積に対する割合
吸気孔 1/900以上
排気孔 1/1600以上

※住宅金融支援機構 ホームページ 工法別の耐久性基準の概要 小屋裏換気措置より引用