薬品名・化合物名から検索できます。
人類の英知は、銅・錫・ニッケルなどの金属化合物が持つ優れた特徴を生活や産業のさまざまな用途に役立ててきました。 その応用範囲は石油化学から生まれるプラスチック、繊維、塗料やインキ、そしてエレクトロニクスから光通信、 二次・燃料電池といった先端産業の材料まで多種多様な領域に広がっています。
半世紀にわたる技術の蓄積と信頼から生まれる日化産の薬品。ものづくりの出発点として触媒用薬品をはじめ、 表面処理用薬品、塗料用薬品、印刷インキ用薬品、導電剤用薬品、セラミック・ガラス用薬品、 電池材料薬品などあらゆる産業をサポートする薬品で構成されております。
近年では環境に優しい薬品として鉛レス、6価クロム代替、VOC対策、エコドライヤー用薬品を発売するなど、 産業界の技術革新に即応した製品開発を行っております。
無機金属薬品の総合メーカーとして、陶器からエレクトロニクスまで多様なニーズに応えて多品種の生産を行っています。とくに、先端技術分野への用途拡大が進んでおり、長年の経験に裏付けられた粒子コントロール技術で品質の安定化に努め、顧客の厳しいオーダーにも対応する製品化と新しい用途開発に積極的に取り組んでいます。
1953年(昭和28年)、わが国で初めてナフテン酸・オクチル酸金属石鹸の国産化に成功し、 その後も先端産業向けに特色ある有機金属化合物を開発してきました。 金属有機錯体であるアセチルアセトン金属錯体「ナーセム」は、樹脂架橋材、酸化皮膜形成剤、触媒として、 金属石鹸は塗料・インキの乾燥促進剤、樹脂硬化促進剤、有機合成触媒や酸化被膜形成剤として利用されています。
一般装飾・防錆からエレクトロニクス分野まで多様な表面処理に対応する各種塩類、光沢剤、合金めっきプロセスなどに取り組んでいます。