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NEDO「 燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業 」に採択されました。

お知らせ

2022.12.26


日本化学産業株式会社は、国立大学法人山梨大学、石福金属興業株式会社と共同して、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の「燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業」委託事業の公募に対し、「プロトン交換膜型水電解装置用革新的低貴金属担持アノード触媒の研究開発」を提案し、このほど採択されました。本委託事業の期間は 2022 年度から 2024 年度(予定)です。

温室効果ガス排出の抑制やエネルギー情勢の変化に対応するなど、我が国の第 6 次エネルギー基本計画や NEDO 水素・燃料電池戦略ロードマップにより、2030 年以降の自立した水素社会の実現に向け水素の製造から利用に至るまで、様々な取り組みがされています。
安価に水素を製造する方法として水電解方式が注目され、その内プロトン交換膜型水電解方式はアルカリ水電解方式に比べ負荷追従性が良い、高純度な水素を作りやすいなどいくつかの長所があり、主にオンサイト向けに開発が進められていますが、プロトン交換膜型水電解方式は高価な貴金属触媒を用いるなどの短所もあり、水素製造のコストアップの要因になっています。
本委託事業は、プロトン交換膜型水電解方式でより安価に水素を製造するため、貴金属触媒の使用量を低減しつつ水電解効率を向上させる技術的課題の解決に取り組みます。当社は、有機・無機金属化合物の合成技術を駆使し、水電解電極用貴金属触媒担体の開発及び量産化の検討を行います。

当社は、この他固体高分子型燃料電池用材料の研究開発等の NEDO 委託事業も行っており、持続可能な社会に向けたニーズに応えるため、これからも全力で取り組みます。

【事業期間】
2022 年度から 2024 年度(予定)まで
2023 年度の NEDO ステージゲート審査結果により、2024 年度まで継続されます。

【共同委託先】
国立大学法人山梨大学(学長 島田眞路)
石福金属興業式会社(代表取締役社長 執行役員 古宮 基成)

【研究開発の概要】
本研究は、貴金属触媒の使用量を削減した実用的なプロトン交換膜型水電解システム用水電解電極触媒を開発します。
当社は、山梨大学と共同して水電解電極用貴金属触媒担体の開発及び量産化の検討を行います。

【本件に関するお問い合わせ】
・お電話でのお問い合わせ
薬品営業本部 東京営業部 化成品営業課
TEL:03-5246-3451

・メールでのお問い合わせはこちら

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